10月31日はスペインでは”Todos los santos(トドス ロス サントス)”の日。ハロウィーンと同様に、なくなった人たちの霊を弔う日です。
ただ、バルセロナのあるカタルーニャ地方では”Castanada(カスタニャーダ)”の日としてのほうがなじみが深いよう。この”Castanada”という言葉はスペイン語の”Castana”、栗という言葉からきていて、意訳すれば”栗を食べる日”。
もともと、この日、霊を弔うために一晩中教会で鐘を鳴らし続けなければならなかった鐘つきの人たちが、栗やお芋を食べてスタミナをつけて夜をすごしたことに由来しているそう。
なのでCastanadaの日、仮装はしないのですが、代わりにこの日の夜、友達や家族とともに夕食の後、栗やお芋でできたPanallets(パナジェッツ)をワインとともに楽しむという習慣があります。
とくにこのお芋のお菓子パナジェッツはこの時期の”期間限定”のお菓子。お芋をベースにして、アーモンド、チョコレート、松の実のトッピングされた(そして当然のごとくお砂糖はたっぷり)なスタミナ一杯(カロリー一杯?)なお菓子です。
↓パナジェッツにもいろいろなトッピングがあるのですが・・・一番ポピュラーなのは、写真の松の実のトッピングのものです。
なかなかおいしくて、別に期間限定にしなくてもいいのに・・・と思ったりもするのですが、きっちり”期間限定”。Castanadaが終わるときれいに姿を消してしまいます。(きっと、こちらの人にとっては”クリスマスケーキ”的な感覚なんだと思います。でも別に”Merry Cristmas”とか入ってないし、置いても問題ないとおもうんですが・・・残念。)
でも、この時期から街のあちこちにたち始める焼き栗スタンドや焼き芋スタンドは、もちろんカスタニャーダが終わっても続きます。ほかほかの焼き栗や焼き芋、やっぱりお国変われど味変わらず(と焼き芋は若干、色が違って日本のものより柔らかかったりもするのですが・・でもやっぱり”焼き芋”です。)。この時期、なんだか日本の冬を思い出させてくれて、ほっとした気分にさせてくれる、私のお気に入りです。
Galicia...mar y montaña
14 年前
2 件のコメント:
Hola!SAKIKOさん
日本ばかりが秋の文化があるんだと、勝手に思ってました。焼き栗に焼き芋、大好物です!11月の終わりもありますよね?行った時は、食べてみたいです。
改めて、バルセロナは日本人が好むものが多いですね。
昨日、バルサが今期初めて負けました。周りの人たち、機嫌悪くないですか?
コメントありがとうございました!
私も焼き芋、焼き栗をみつけたときはうれしかったです!
確かに、お米、お魚料理・・とバルセロナの人の食の好みは日本人のものと似ているのかも。いらっしゃったときはおいしいもの、いっぱい食べてくださいね!
あ、もちろん焼き芋も焼き栗も寒い間はずっとあるので11月の終わりもあるはずです!
バルサ、負けたんですね・・とサッカーに疎い私は気がつきませんでした・・。
や、負けてこそ勝つ喜びがあると思うのできっとファンは次の試合のこと考えてるような・・・引きずらないのもスペイン人のいいところです;)
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