0021/12/24

ラバルってほんとに危ない?

バルセロナでもっとも治安が悪いとされている”ラバル地区”。バルセロナのど真ん中にあって、バルセロナのことをよく知らなければ間違って足を踏み入れてしまいそうになるのですが・・・・とはいえ、ほんとにこのラバル地区の治安が悪いのかかなり????。


私が来たばかりのころは”バリオチノ(中国人街)”なんて呼ばれていて、かなり治安の悪い印象がありました。(その頃は今はおしゃれな一角と知られている旧市街のボルネ地区もまだそんなににぎやかでなく、治安もあんまりよくありませんでした。)
でも、最近、スリやひったくり、偽警官の出没した場所はほとんどラバル以外の場所。
実はラバルよりもサグラダファミリアのほうが観光客にとっては危険だったりして。(とはいえせいぜいあってもひったくりです。最近知能犯は増えているものの・・・、暴力にあうことはこの街ではめったにないです。そしてそんなスリたちもほとんどが大声で叫んだりにらみつければさっさとどっかにいってしまう・・そんなレベルです^^;)


というのも、”観光都市”バルセロナ。この街にとって観光は重要な収入源なので、市がバルセロナのど真ん中を”危険地帯”としてほっておくわけもなく・・・ここ数年市が中心となってラバルの整備や治安の改善の強化に力をいれているよう。なのでラバルには一日中、ガタイのいい警官の人がかなりの数で巡回しています。きっと私服警官も何名かいるはず。


確かに、ちょっと薄暗いくて細い路地の多いラバル。酔っ払いや時には昼間からドラッグ中毒らしき人も見かけたり・・・(でも彼らは何の危害も加えません)移民も多いのでちょっと怪しげな雰囲気なのですが、そんなに怖がることはないのかも。大通りを歩いている限りは犯罪に巻き込まれる可能性は極めて低いです。(これはバルセロナのほかの地区と同じですね)


同時にボヘミアな雰囲気が人気のラバル。カメラマンやミュージシャン、といったアーティスト系の友達はなぜか揃ってラバルに好んで住んでいます。おかげでおしゃれで個性的な雑貨屋さんやカフェ、バルなんかもかなりの勢いでここ数年増え、いつも新しい発見のある地区です。ちなみにCCCB(バルセロナ現代文化センター)MACBA(バルセロナ現代美術館)もこの地区にあります。


↓なんだか懐かしい雰囲気のするWater Gate Bookshoshop。店内にはレアもののおもちゃ、フィギュア、アートな本がところ狭しと並びます。さすがラバル!
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↓詩人のたまり場となっているカフェ レストランHoriginal (オリヒナル)。バルセロナ現代美術館前にある居心地のいいバルです。
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ピカソやミロがかつて好んで通っていたといわれるLONDON BAR(ロンドンバー)もこの地区。かつての内装はそのまま今も毎日のようにライブが行われています。


その他、バルセロナでアブセンタが唯一飲めるバル、チャージなしでドラッグクイーンのショーが見れるバー(ま、これは人の好みにもよりますが・・一回いってみてて面白かった!)と夜も元気なラバル。夜のほうが人通りが多かったりして・・。


これからもますます目が離せないラバル地区。チャレンジしてみる価値大!です(とそんなに構えるほどのものでもないんですが・・・昼間は私一人でもいろんなところをうろうろしてるので・・・)

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