0021/05/24

社会活動もおしゃれ、Teixidorsブランド

ミロ、ダリ、ピカソ、ガウディ・・・とたくさんの世界レベルの芸術家が慕った街バルセロナ。さすが”アート”が生活にふかーく根付いているようで、暮らし始めてからも、逆に暮らし始めてからの方が改めてたくさんの発見があります。

つい最近みつけた”Texidors(テキシドールス)”というブランドもそのひとつ。質のよさそうな、ショールを手にとって見ていたらお店の人が”このブランドは障害者の人たちが一つ一つ機織の手動の機械を使って作っているものなんだよー”と教えてくれました。

↓シックの色合いがいい感じなショール、これからの季節冷房対策にぴったり・・
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↓きれいなブルーの縁取りが”バルセロナらしい”デザインです。
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それだけではなく、このブランドは消えつつある”カタルーニャの繊維工業”を守り続けていく目的で生まれたブランドだそう。

ガウディの活動を支えたグエル氏、やカルベット氏もそうだったように19世紀から20世紀にかけて、バルセロナやカタルーニャ地方を支えていたのは”繊維工業”。バルセロナの市内にもたくさんの繊維工場がありました。(ちなみに今は美術館となっているカイシャフォーラムもかつては繊維工場。モデル二スモ建築の工場はやっぱりおしゃれ・・・。さすが・・・)。

ただその後、グローバリゼーションによるコスト削減などの理由により、バルセロナ市内、周辺にあった繊維工場はすべて閉鎖されてしまいました。

そんな”伝統”の消滅を憂いたできたブランドの一つが”Texidor"です。バルセロナの郊外に工場をもち、
質の高い自然な素材のみ、カシミアやコットン・・だけを使用し、一つ一つ手作りされています。障害者の人のために開かれた職場としての社会的な役割も果たしています。

そんな地元の人たちと、作り手の愛情がたっぷりこもった”メードインバルセロナ”の小物たち。
デザインはさすが、おしゃれで細部、パッケージもこだわりがたっぷりです。

↓パッケージもおしゃれです!
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実は日本にも輸出されているらしいのですが・・・バルセロナだとセレクトショップのCafe de la princesa(カフェ デ ラ プリンセサ:ピカソ美術館すぐ裏)で扱っています!

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