バルセロナ、5月だというのに気温10度を割る、雨の日が続いたり・・・雨だとなんとなく、外を出て観光も100%楽しめなかったりするので、早くお天気が回復してほしいものです。
天気があまりすぐれないとき、雨しのぎにぴったりなのは美術館や博物館。
その点、モンジュイックの丘は美術館や博物館が点在していて便利な場所かも。
そんなモンジュイックの丘にある、”知るひとぞ知る?”アートスポットがPoble Espanyol(スペイン村)です。私もいままでは”スペインの有名な建築物のミニチュア”がある場所とかってに大いなる勘違いをしていたのですが・・・。
近所で暮らし始め、無料開放を利用して中にはいってそのりっぱさにびっくり。
それもそのはずで・・・建物はミニチュアではなく、実物大。それも1925年にバルセロナで行われた国際博覧会のために、ガウディや
カタルーニャ音楽堂のドメニク イ ムンタネールとならぶモデルニスモの大家、プーチ イ カダファルク率いるチームによって建設されたもの。スペイン中の1600もの場所を訪れて選んだ117の建築物をこの場所に再現したんだそうです。
なんだか”ミ二チュアだから対したことないんだろうなぁ・・・”なんておもってしまって恐れ入りました、という感じです^^;。
さすが一流建築家の手によるものだけあり・・・とくに目を見張ったのはアンダルシアの街角を再現した場所。ほんとにカディスあたりの白い村にいるような錯覚におちいってしまったほどです。
↓アンダルシアの白い村?いえいえ、バルセロナのスペイン村です・・・(^-^)
↓こっちはアラゴン州にある有名な建物らしい・・・壮観です。
(c)写真提供:Poble Espanyol
もうひとつの目玉は、施設内にある美術館、Fran Dauel氏個人所有のコレクションなのですが・・、ピカソ、ミロ、ダリとバルセロナを代表する芸術家たちによる300以上の作品を収めた美術館です。こちらもアートファンならマスト!という感じ。
そのほかにも伝統工芸の工房など見所は盛りだくさん(またこれは改めて書きたいとおもいます。)
敷地自体はそんなに広くないので、雨の日でもあまり気にせず、スペインの有名な建築物を一同に見学できます。
カタルーニャ州立美術館すぐよこでお得なセットチケット(2つ共通で12ユーロ)もあるので、雨の日はこの2つでじっくり、アートと建築に浸るのもよいかも。
とくに建築ファンには、スペインの有名な建築様式を一度にみられる格好の場所です!
Poble Espanyol(スペイン村)住所:Av. de Francesc Ferrer i Guàrdia, 13
最寄り駅:地下鉄 Espanya 駅より徒歩約10分、
モンジュイックの噴水や
カタルーニャ州立美術館(MNAC)そばです。