前回にちょこっと触れたパエリアの感想、引き続き改めてパエリア批評を送ってくださいました。
ご自宅でもパエリアを作られるとの事だったので、結構”深い”パエリア評論"。まず、バルセロナで続けて4件パエリアはなかなかできない技?なので貴重なご意見です・・。
これからバルセロナに行かれる方(もちろんそうでない方にも!)のご参考になりそうだったので紹介させていただきますね!
今回の”パエリア”レストラン。
セッテポルタス
チャティバ
Can Sole(カン ソレ)エルチェ
◎セッテポルタス(7portes)フランサの駅近くの老舗。
老舗だが、観光客が多いせいか、一番ありきたりなパエリアだった。日本でよ
く食べるパエリアという感じ。味は若干濃く、米にも粘り気が強い。
全体に味が濃いが、海鮮そのものが他の店よりもよくないか、もしくは海鮮の出汁ではなく、ソース的な味だったので、おそらく海鮮の出汁をよくとっていない
し、しみこませておらず、パエリアの素のようなスープで米を煮て、後で海鮮等をのせたと思われる。
食べていて量が多いな、と感じた。おそらく量は他のところと変わらないが、味
が濃いのと、海鮮の出汁でなく、ソース的な味だったので、飽きたのかもしれない。
◎チャティバ(Castell de Xativa)サグラダファミリア
サグラダファミリアから少し歩いたところにあるお店。(住所:Calle Valencia 360)
ここではバレンシア風パエリアを食べた。
バレンシア風ということで、海鮮ではなくうさぎ肉と鶏肉で出汁をとって米を煮るので、今までとまったく違う味だった。
米の食感は少し粘り気がある程度で、エルチェとおなじくらいか。
味がうさぎ肉と鶏肉なので、他のお店と比較はしづらいが、味も出汁が染みていて、エルチェよりは塩加減も若干強いがそれはそれで良いとは思う。
本当のバレンシアのパエリアの雰囲気はこんな感じなのか、と思わせてくれた。
◎
Can Sole(カン ソレ)初めの日のお昼にいったお店。海岸沿い、バルセロネータにある。
お米がさらさらとしているのが、日本では食べたことのない食感で驚いた。
日本米とは違うスペインの米を使っているからだろうか。
味は海鮮の味がよく染みこんでいて、美味しい。
少し塩分が濃い目だが、それが海鮮の味を強烈に引き出している気がしたので、
これは参考になった。味は海鮮の味がよく染みているにもかかわらずさらさらと、さっぱりとした食感なので、もたれることのない感じだった。
一緒に食べたイカの揚げ物も美味しいし、食べ応えがあった。
自分ではなかなか作れない味わいで、最初にこれを食べたのですごく感銘を受けた。
◎エルチェ(Elche)パラ・レル駅のすぐ近くにある。
塩分が強くなく、他の店と比べると薄味といえる(日本ではこのくらいが普通
かな)さっぱりとした味。海鮮はCanSole同様美味しい。
ここもシンプルながら、上品な感じ。
米の感じは、やや粘り気があり、CanSoleほどさらさらとしていないので、日本のに近い気がした。
全体的に日本のさっぱりとした味のパエリヤの上等版という感じ。
ここも食べていて飽きない。
ここのが自分で作るのに一番近く、とりあえずの目標にするならここかな。
自らパエリアを作られる、とのことでなかなか鋭いご意見。外国にくると結構なんでもかんでも”おいしい”で終わってしまいがちなので・・・。
食べたいものがありすぎて、たべきれなかったそうなので、バルセロナにまた来たいとのことでした。
次回のレポートも、期待!です。